『me and youの日記文通 message in a bottle vol.2』
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me and youが隔週金曜日にお届けしているニュースレター「message in a bottle」で連載中の「日記文通」。me and you竹中万季・野村由芽がそれぞれ日記を書き、お互いの日記にお手紙をそっとそえる実験の記録を、『me and you の日記文通 message in a bottle vol.2』という2冊目の本のかたちにまとめました。
2冊目となる「me and youの日記文通 message in a bottle」は、2023年3月〜2024年9月のうち、それぞれ19日分の日記と返事を1冊にしたもの。読み返してみれば、新型コロナウイルスによって外出や人に会うことを控え、家のなかから思考の枝葉を広げていた時期と、友人とごはんを食べたり、小さな旅に出かけたり、まだ見ぬ場所へとからだを再び運ぶようになった時期の日々が半分ずつぐらいの記録になりました。また、今回はそれぞれの日記に登場した本を一覧にしたブックガイドも巻末に収録しています。
装丁は、香川に暮らし、晩年の平野甲賀さんに学ぶなど、タイポグラフィーを用いたデザインを持ち味とする古本実加さん。書かれているものごとの余白に目を凝らし、耳を澄ませ、想像をめぐらせる余白や風合いを大切にしながら、丁寧にかたちにしてくれました。
表紙にあしらわれた「message in a bottle」の文字は、見方によってロゴのようにもイラストのようにも受け取ることもできれば、お鍋やお花など、生活の道具にも見えてきます。日記文通に書かれていること自体がそうであるように、古本さんが手がけてくださったモチーフたちにも、答えめいたものはありません。モチーフは表紙だけではなく本文にも隠れているので、そのときの気分によって、「あれに見えるな」「これかもしれない」とゆらゆら楽しんでいただけたらうれしいです。
─不確かなことの多い世界を
自分なりに漕いでいくために─
ああではない、こうでもない、と言いながら、まとまらない言葉の手触りを残したまま、生活のなかで記録を続けていくこと。この試みが、不確かな世界を漕いでいくときの櫂となり、行先を少しばかり、ほの明るく照らすことがあればと願っています。出会っていただけますように。
❤️日記文通とは
me and you のふたりの日記と、お互いの日記から考えたことや感じたことにお手紙をそっとそえた「日記文通」のこころみです。わかりやすい言葉を少し脇に置いておいて、誰に見せるでもない自分のためだけの言葉をまず書いてみること。その言葉を親密な場所ですこしだけオープンにすること。朧げな自分の思考の輪郭を朧げなまま認識し、それを共有することで、個人が個人のままでいながら誰かと生きる未知の豊かさに迷いながら辿り着けるのではないか? という実験の記録です。
日記文通は、ニュースレターで配信中。me and youのコーポレートサイトやme and you little magazineからご登録いただけます◎
❤️もくじ
「アイラブユー」と言って電話を切って/歴史を知ってからつくったスープを食べる朝/怖さと向き合ったその先にも、きっと/自己回復の時間/曜日ごとに朝のテーマを設けてみる/余白をつくること、深く息をしながら/運動への苦手意識/自分は行ったことのない国のお菓子や文化/異なる時間が流れる世界/八十七歳同士の親友たち/興味の通気孔のようなもの/絶対に忘れてはいけないいくつもの層/Threadsがはじまった日/人それぞれの、遠くを思う方法/静かな王国のような早朝に/夢のなかでいろんなことの練習をしている/「自分だしいいや」とやり過ごさずに/後ろを振り返りながら歩き続ける/歩くことや旅をすることが好きな理由は/寄り道の練習/今を生きるメモリーのパッチワークキルト/イメージだけで捉えるのではなく/小さなことからでも手足を動かしてみる/自分自身の輪郭/ひとひとり分の力/新しいノート、続いていくもの/存在自体が貴重である日常/短歌の練習/切手を持ち歩こうと思った日/バーチャルの世界の木々と/「ほんとうにたいせつなこと」とスマホで押し花/純粋でシンプルな「切実さ」について/詩をもらう朝/10代の頃の自分に突き動かされて/記録することと記録しないこと/それぞれの感覚・Notionの整理/誕生日に泣く/考えや思いを言葉にすること
『me and you の日記文通 message in a bottle vol.2』
2024年12月3日 初版発行
編集:me and you(竹中万季・野村由芽)
価格:2,000円(税別)
装丁:古本実加
発行:me and you
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ご購入いただいた方に先着でme and youオリジナルステッカーをひとつお付けします。お好きな場所に貼ってみてくださいね。
※ステッカーの柄はランダムとなります。
※数には限りがございます。
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ご希望の方には野村由芽、竹中万季のサインをお入れしてお届けすることも可能です。その旨を備考欄に記載してご購入ください。なお、発送には通常よりお時間をいただく可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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寄付について
me and you shopの売上の一部は「JVC 日本国際ボランティアセンターのパレスチナ・ガザ緊急支援」を通じてパレスチナに、「日本赤十字社 令和6年能登半島地震災害義援金」を通じて能登半島地震の被災地に寄付いたします。
また、書店などで無料で配布しているフリーペーパー「me and you journal」は、me and you shopにおいてはドネーション商品として販売し、売上は全額寄付いたします。
寄付先は予告なく変更になる可能性がございますので、ご了承ください。
・2024/12/2:9月末までのme and you shopの売上の一部から「JVC 日本国際ボランティアセンターのパレスチナ・ガザ緊急支援」に23402円、「日本赤十字社 令和6年能登半島地震災害義援金」に23402円寄付しました。
❤️ JVC 日本国際ボランティアセンターのパレスチナ・ガザ緊急支援
公共サービスや労働の機会も限られ、差別や暴力と隣りあわせの環境にあるパレスチナの人々を、1992年から支え続けているJVC。ガザ地区では、現地NGO等と連携し、特に子どもとその母親の栄養改善のための活動を続けてきました。2023年10月7日以降は、イスラエル軍の空爆や地上侵攻が激しさを増すなかで、極限状態が続き困窮する世帯に向けて緊急現金給付支援を行うほか、長年続けてきたガザでの活動経験を生かし、2歳以下の子どもと母親を守るための栄養支援をスタートさせています。
https://www.ngo-jvc.net/gaza.html
※支援内容に関しては随時変更する可能性があるため、詳しくはJVCのウェブサイトをご覧ください。
❤️ 日本赤十字社の令和6年能登半島地震災害義援
2024年1月1日に発生した能登地方を震源とする地震は、石川県を中心に甚大な被害をもたらし、現在も多くの人々が日常を奪われ避難生活を送っています。日本赤十字社にお送りした義援金は、被災地の方々の生活を支援するため、被災都道府県(石川県、富山県、新潟県、福井県)が設置する義援金配分委員会へ全額が送られます。
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/20240104/
寄付以外にできることについても、me and you little magazine&clubを通じて継続的に考え、発信していけたらと考えています。